皆様通常より2週間も早い、猛暑にどのようにお過ごしでしょうか?
熊本は3日遅れで、ペイントフレンドの雑誌が届いております。
ホントに嬉しいです。
夏らしい、さわやかな表紙にはほっとさせられ、今回も参加できることに
感謝です。
さてさて
今回は
遠距離作家の私が、トールペイントを通して、
気づいた沢山のことを お話ししようと思います。
まずなんでもでしょうが
需要である人口が違う言うことでした。
そして、作品展などに集まられる人の多さ、にぎやかさに、同じ日本なん
だろうか?といつも感じます。
そして文化的なことで言えば、その内容の回転が早いということ。新しい手法、商品、技法など、どんどん出てくる印象でした。
前回からの続きになりますが、
そんなこんなで、のんきな感じで私はトールのメーカーさん主催の、
世界のトールペイントコンテストに ポッと作品を出しては。
その受賞の意味を生かせないまま、だらだらと出し続けておりました。
なぜ、のんきになったかと言いますと、やはり子育てが忙しかったことと情報もなく、
要するに、描くことに情熱はあっても
周囲の刺激がないということが原因だと思います。
けれど、出さなければ不安で、また、自分の作品のレベルを図るためにも、出し続けました。
それは他の多くの作家さん方も同じだったのかもしれません。
そんな感じで5年後、いただいた2003年の
世界のトールペイントコンテストの
受賞作品が下です。
この頃が一番精神的につらい時期でした。
なまじっか、早く賞をいただいたものですから、(それもほんの少しですが)もちろん中央トール界には注目しておりまして、
その後に出てこられた作家さん方の。
とくに東京の作家さんたちの目を見張る活躍ぶりに、
自分は何なんだと、落ち込むこともしばしば、
片や、熊本では、募集も一筋縄では行
かない状態でした。
そうこうしながら またまた7年後2010年に
賞をいただいたのが
下の作品です。
この作品は私の今までの受賞作品とはかけ離れたもので、
イメチェンしたと思われても仕方がない感じの作品です。
けれどこの作品に目をとめていただいた、某企業の方には
本当に感謝の気持ちで一杯です。
そして、自分の描くということの意味が自分にとってなんなのか?
悩み続けた日々の中で
回答が見つかった頃で、
その回答とは、このブログの「絵と私について」で
お話ししていることです。
今日も読んでいただきありがとうございます。
次回は私の絵の変遷で出会った、感謝したい事などについて
赤裸々に語ってみたいと思います。