絵のお仕事をはじめて、25年くらいたちますが。
その間、トールペイントを通して、沢山の出会いがありましたが、
特に大切な忘れてはいけない出会いとは
ペイントの{モチーフ}との出会いでした。
ペイントを描き始めのころ、何を描いていこうかな~と
考えていた早い時期に、
今の「アートクラフト」の前身の「四季彩ペインティング」の編集者さんから、
「大倉先生、猫をえがいてください。」とオファーがありました。
その時の正直な私の感想は
「う~~~~ん、困ったぞ~。動物かあ、、、。にがてだな~。」
でした。何しろ動物とは縁がなく。近づくことさえ苦手だったのです。
編集者さんは、私が世界のトールペイントコンテストで
ウサギを描いたので、
てっきり私は動物ペインターだと たぶん、思われたのでしょう。
頼まれたからには、全力で取り組まなければと、
たぶん、しくはくして描き上げました。
(あまりよくは覚えておりませんが)
その後は、自然と猫を描く回数が増え、
実はしぶしぶ描いていた私も
いつの間にか、動物アレルギーはなくなり、
楽しく描けるようになりました
が、そうなるまでは、たぶん、数年かかったように思います。
そんなこんなで 猫ちゃんを沢山描かせていただきました。
その後、思いがけずにネコに続き、犬を飼うことになり、
動物の可愛さに目覚めた私です。
描いても癒され、眺めても癒される動物は、永遠のアイドルですね~。
特に思い出深いのが、下の作品で。
熊本地震の直後に締め切りを迎え、出版していただいたときは
熊本は大変な状況で、
本当に「星に願いを込めて。」のタイトルには、
復興の願いを込めて描いたことが思い出されます。
私は得意なものがなにと、決まっていないので、きっと、周囲の方の
求めにしたがって描くのが 合っているような気がします。
「求めにしたがって描く。」
自分でも、それが気に入っています。