ロンドンのセントラル・セイント・マーティンズへ留学したいと思うようになったのは、いったい何時からだったのか?
覚えていないのですが、、、。
装苑(洋裁のデザインが載っている文化出版の本)を眺めていて、日本の服飾デザインの学生が多数留学していることや、留学した生徒の中から多数の優秀なデザイナーが生まれていること
などを見聞きしているうちに、もう10数年前から
「行って勉強をしたい。」
と漠然と思うようになった気がします。
特に最近
洋裁を教えるようになってからは
立体裁断の学習が自分には必要だとつくづく思うようになり、
その気持ちはどんどん強くなってきていました。
行くに当たっては
まずは攻略しなければならないのは英語。
ペラペラにしゃべれなくても、危機管理ができる程度には話せるようになりたいと
フィリピンへ留学もしました。
もちろん、ペラペラにはなりませんでしたが、
自分で旅程を組む事が出来る。
という副産物を生み、この夏晴れてロンドンに行くことが出来たのです。
ロンドンブリッジを渡って、ロンドン塔へ行きました。
ロンドンと言えばロンドン塔。
お城好きの私の幼いころの大好きな物語
がまさに「ロンドン塔」。
ロンドンに着いて最初に行ったのもロンドン塔でした。
聞きしに勝る陰鬱な感じのお城というより要塞といった感じで、
「ここに送られたらこの世の終わりを実感するに違いない」と言った風情で、幼いころの強烈な印象がさらに具体化して目に焼き付きました。
始めの数日は観光をして、次の週からセントラル・セイント・マーティン
ズの授業が始まりました。
UAL(ロンドン芸術大学)の一つ
セントラル・セイント・マーティンズは
キングスクロス駅をおり、駅から数百メートル離れた再開発されたモダンな地域にありました。
GOOGLの建物があったりブティックがあったり、おしゃれな地域で毎日の通学もとても楽しかったです。
大学は倉庫を改装したしゃれた建物で、間口1間ほどですが中は非常に広く広大な建物で、雨が良くぱらつくロンドンらしい全天候型の素晴らしい建築物でした。
大学の前はテムズ川の水を利用した噴水になっていて天気の良い日はいつも小さな子供たちが水遊びしており、大学と地域との調和が自然にできている素敵な広場でした。
今でもあの子供たちの歓声の響く大学の光景が思い出されます。
大学の入り口、仰々しくないのが逆におしゃれ!
大学に中庭的な場所。いつも卓球してたのは学生だったのかしら?
奥に見えるのが大学です。
大学から外へ出るといつも子供たちがあそんでたなあ、、、。
そして、肝心の授業ですが、、、。
自分にかけていた部分にぴたっとピースがはまったような
爽快な気分で。
また、
本当に来てよかったと思えるものでした。
一コマ目の授業エクスペリメンタル・パターンメイキングは
目からうろこの連続で。どうやって一枚の布を服にしていくのか、、、。
人体が中に入り、自然に美しく見える服。しかも一枚の布でそれを創りあ
げるにはどうすればよいのか?
二こまめの授業では30秒間で一枚の布からデザインを起こす授業。感性を磨くことがいかに大事かを学びました。
実践から卓上の理論的な事柄までを網羅する授業に感動すら覚えました。
先生も素晴らしい方々で大いにインスパイアされ、教える立場の私には特に学ぶべき事柄が多かったです。
最後のファッションショーは楽しかったなあ~。
縞模様のが私のデザインです。
ものすごくお洒落な先生に影響受けました。
だれが何と言おうと自分のオシャレ道を貫こうと(笑)
きゃりこでデザイン感性を磨こう!
短冊状の布でデザイン楽しかった!ほめられました。
世界中から来ていたクラスメート。
ものすっごくお洒落でかしこい人ばかりでした。
沢山の学びと感動のロンドン留学
勿論観光もいっぱいしました。
自分に合っている場所ってあるのですね~。
また何年か後行ってみたいところの一つになりました。
エリザベス女王様のお気に入り、ウインザー城。
ハリーポッターのモデルになった。オックスフォード
ケンジントン宮殿
バッキンガム宮殿
ヘンリー8世の建てた。幽霊の出ると言われている
ハンプトンコート宮殿。
そしてロンドンと言えばFREEの美術館
かなりの数行きました。お気に入りの美術館も見つかったので
次回のロンドン旅行の時にはまた、違った角度から見るのが楽しみです。
絶対また来る と 誓った留学でした。